SHIHAN
長田道場師範 長田賢一
北斗旗全日本空道選手権7度制覇。引退後は様々な武術や古武道の修行を積む。長田道場では障がい者武道や自然環境学習にも取り組む。国内外で 武道として大切なことや礼法、人間本来の身体の使い方 古寶kohoをお伝えさせていただいています。
国際空道連盟大道塾第二代塾長
国際空道連盟S級審判員
東北学院大学卒
空道7段
国際沖縄剛柔流空手道3段
居合道4段
書道 成家
茶道
1984、87、89年北斗旗全日本体重別選手権大会重量級優勝
1985、86、92年北斗旗全日本無差別選手権大会優勝
師範挨拶
『先人の跡を追うべからず、先人の求めたものをもとめよ』
これは芭蕉の残した言葉なのだそうです。
つまり先人の残した型や形式にとらわれることなく、本質を求めなければならないということなのだと思います。物事の本質を感じ求めるということが、今ほど必要な時代はないかもしれません。
武の本質は言うまでもなく、自分の大切なものを護るということです。そして自分を高め続けることです。日本という平和な社会においても様々な闘いがあります。病や先々に対する不安など、人生そのものも闘いなのかもしれません。闘いを終わらせ平和で安心な世の中を目指すことが武道の役割であり、そのために戦うのが侍であり武道家だと思います。稽古の先に健康や幸福感や自分を役立てることがなければ武道でも道でもないと思います。
昔日の武術の達人が現代に蘇ったら、彼らは現代の競技化した武道に打ち込むだろうかと思うことがあります。何か現代の問題に対し真摯に取り組み、この世の中が良くなっていくことに尽くしてくれるのではないかと思えます。
身体感覚をより深く微細にしていきながら自分と向き合うことをしていくと、物事と対立することなくすべてと繋がり共感できる自分の在り方を発見することがあります。その瞬間、昔日の武道家が求めたものに触れ、現代の問題や課題の答えも全て自分の中にあることに気づかされます。
私自身、まだまだ道半ばで稽古の毎日です。
武道に携われることに誇りと感謝をしながら一人でも多くの皆さん、子供達と稽古をして共に成長し進んでいけるような道場にしたいと思っております。
師範 長田 賢一